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比良雪稜会40周年記念 南アルプス大縦走

比良雪稜会40周年記念 南アルプス大縦走

日 時:2019726日(金)〜86日(火)

参加者:i健治(CL・食担)  k文雄(SL・写真)  k邦雄(記録)

    go道子(食担)

行 程:易老渡〜易老岳〜光岳〜上河内岳〜前聖岳〜兎岳〜赤石岳〜荒川中岳〜前岳〜三伏峠〜塩見岳〜北荒川岳〜三峰岳〜仙丈ヶ岳〜甲斐駒ヶ岳〜北沢峠

          

≪記 録≫

1日目(726日)くもり

  京都駅集合、京都821発のぞみ=名古屋こだま=豊橋駅=平岡駅1157〜タク

シーで芝沢ゲート前1315〜易老渡1505 テント設営。 *平岡駅からタクシ

ーで芝沢ゲートにその先は通行禁止、芝沢ゲートから事実上の縦走開始、易老渡に

向け林道を行くも崩壊箇所がいくつもあり、その都度迂回路を歩き易老渡駐車場に

到着。当然車は一台もない独占のテン場となった。夕食(ジャージャ麺ほか)

2日目(727日)雨

  易老渡(880530〜面平827〜三角点(2254.51220〜易老岳(23541310〜三吉平〜静高平〜光岳小屋1630。小屋素泊。 *夜半から降る雨の中テント撤収、強い雨の中を標高差は1474mの易老岳へ歩荷急登。今思うとこの時のリックが一番重かった。山頂はシラビソの樹林帯の中,ここから光岳まで約4時間、結局終日の雨と疲労などでタイムオーバー、CL判断で行程を短縮し光岳小屋に避難する。予定した光岳登頂は翌朝に変更。夕食(レタス・ハンバーグ丼)Bも。

3日目(728日)くもりのち晴れ

  光岳小屋630〜光岳(2591645〜光石700〜光岳小屋800〜易老岳1110〜希望峰1340〜仁田岳(2524)〜茶臼岳(26041545〜茶臼小屋降下点1615〜茶臼小屋1630。小屋素泊  *前日の疲れもあり、この日と翌日の行程を予備日として使い、茶臼小屋で素泊することした。光岳山頂と光石は霧に包まれるも撮影は出来た。茶臼岳手前の希望峰から仁田岳にピストン、朝に登頂した光岳と360度の展望を楽しんだ。小屋では越冬ビールと称して賞味期限切れビールが半額で冷やされていた。夕食(卵丼、キノコスープ、酢の物)と半額B

4日目(729日)霧のち晴れ

  茶臼小屋730〜上河内岳(28031000〜南岳(27021120〜聖平小屋1305。 *降下点に登り返し、お花畑が美しい尾根歩き、奇岩竹内門から痩せ尾根を通過し、上河内岳の肩から上河内岳へ、山頂では青空が広がり360度の展望を楽しみ、さらに南岳、聖の展望がよい岩頭と歩き爽快な稜線を楽しむ。さらにお花も歩く先々で楽しめ癒された。聖平小屋ではウエルカムサービスでフルーツポンチをいただく。テント設営後、慰労会をたっぷり。夕食は小屋食(魚甘露煮、おでん他)

5日目(730日)晴れ

 聖平小屋500〜薊端533〜小聖岳650〜聖岳(3013840〜兎岳(28181150〜小兎岳(2738)〜中盛丸山(28071415〜百間洞降下点1450〜大沢岳(28191508〜百間洞山の家1630。テント設営。 *この日は11時間30分と長い行程となった。南アルプスの名峰「聖岳」を登頂後、2800m峰の兎岳、小兎岳、中盛丸山岳のアップダウン、おまけに大沢岳までピストン。へとへとになりながらの百間洞山の家までのゴロ石の悪路。着けばテン場は小屋から10分と遠い。とりあえずBで乾杯疲れを流す。夕食(なすの中華丼、高野豆腐、酢の物、スープ)。

6日目(731日)晴れ

  百間洞山の家600〜百間平730〜赤石岳(31201040〜椹島降下点1150〜小赤石岳(3018)〜大聖寺平(26991350〜荒川小屋1445。テント設営。 *百間洞テン場から急坂を登ると平坦な地形の広々とした百間平。聖岳・荒川岳を見ながらの気持ち良い尾根歩きだ。お花も随所に咲き誇る、綿毛のチングルマもたくさん見た、赤石岳は山頂が見えてからが長かった、赤石小屋では美味しいコーヒーを飲みながら噂のハーモニカの演奏を聴かせていただく。記念にと面白いTシャツを購入するメンバーも。今日のテン場は地形が悪く石ころが多い。夕食は小屋食(カレーと好評のグラタン)乾杯Bはエビス。

7日目(81日)晴れ、午後雷雨

荒川小屋400〜荒川中岳(3083)〜荒川前岳(3068645〜小広場855〜水場1010〜高山裏避難小屋1055〜板屋岳(26461240〜小河内避難小屋1630。小屋素泊。 *ライト付け出発、しばらくして遠くに富士山のご来光が見えた。荒川中岳登坂中、食害ネットに囲まれた大きなお花畑が広がっていた。花の種類が多くしかも今が満開のようで実に綺麗で素晴らしかった。高山裏避難小屋手前で待望の水場が。全員が冷水で頭や顔をさっぱり、今夜の水も調達。小河内岳の山頂手前で激しい雷雨に遭遇、思わず身を屈めるも危険を感じ、逃げるように避難小屋に飛び込む。管理人の優しい親父さんがずぶ濡れの私たちを温かく迎えてくれお湯やお酒、筑前煮をふるまってくれた。地獄で仏とはこのこと感謝、感謝。宿泊者は私たちを含めて6人だったが、この小屋と親父さんの親切は忘れまい。夕食(五目焼きそば)とB

8日目(82日)晴れ

 小河内避難小屋500〜小河内岳(2801512〜前河内岳(2784606〜烏帽子岳(2726655〜三伏峠小屋755〜三伏山(2615)〜別動隊(会長CL845〜本谷山(2658952〜塩見小屋(27661230。小屋泊。 *翌朝ご来光を浴びながら小屋の前から昨日登ってきた荒川岳と今日行く塩見岳の眺めが素晴らしい。昨日雷雨でスルーした小河内岳まで行く。烏帽子岳までは眺めのいい稜線歩きだ。三伏峠小屋で暫し休憩後、三伏山を越え本谷山行く途中で会長部隊と感激の出会いをする。今までの苦労が飛んでいく感じで新しい力をもらう。塩見小屋は携帯トイレで少し戸惑う。夕食小屋(カレー味は・・。弁当いなり寿司味はOK

 

9日目(83日)晴れ

  塩見小屋530〜塩見岳西峰(3047717〜東峰(3052727〜北俣岳分岐815〜肩の広場950〜北荒川岳(26981010〜新蛇抜山(26671140〜安部荒倉岳(26931300〜熊の平小屋1337。テント設営。 *塩見岳は岩場の続く落石の危険なところを西峰から東峰へ登る。東峰からは南アルプス北部と南部が眺望できる。そしてこれから行く遥か仙塩尾根が一望できる。途中小屋で買ったお弁当の稲荷寿司が美味しかった。北荒川岳から後ろを振り返ると迫力ある塩見岳だ。熊の平小屋は水場が豊富でテン場のすぐ横にもあり便利であった。小屋前のベンチでとりあえず乾杯、Bはキリンのみ。夕食(他人丼、ポテトサラダ、なすの味噌汁)

10日目(84日)晴れ

 熊の平小屋500〜三峰岳(2999750〜横川岳(24781248〜独標(24991350〜高望池1440。テント設営。 *熊の平から三峰岳まで標高差300m。砂礫とやせた岩稜を登ると360度の眺望だ。右に行けば間ノ岳だが左の樹林帯を進み最低鞍部の野呂川越まで行く。ここからは小ピークをいくつか乗り越えてアップダウンを繰り返して伊那荒倉岳の手前の高望池に着く。この先の仙丈小屋までの時間(4h)を考慮するとここで野営するのがベストと判断。ここで心配していた谷筋の水場は豊かに冷水が流れ出ていた。すでに先客がいたが、ここは昔からテント泊地なのか埋められた古い多量のごみで分かる。夕食(カレー)Bなし。

11日目(85日)晴れ

  高望池500〜伊那荒倉岳(2519505〜大仙丈ヶ岳(2975832〜仙丈ヶ岳(3032926〜仙丈小屋1000〜小仙丈ヶ岳(28851115〜藪沢・小仙丈ヶ岳分岐1213〜長衛小屋1355。テント設営。 *小ピークが幾つかある樹林帯を超えるとやがて右手に大仙丈沢カールが見えてくる。岩道を登ると大仙丈ケ岳、山頂は我々だけだ。一方、仙丈ヶ岳に沢山の人が登頂しているのが見える。長かった仙塩尾根はさすがに人が少ない。仙丈ヶ岳からは甲斐駒ヶ岳、北岳、富士山の眺めが良い。仙丈小屋で休憩後、小仙丈ヶ岳に登り、最後のテント場となる長衛小屋に着く。しばらくすると甲斐駒ヶ岳から下山してきた濱野隊と対面。この仲間からよく冷えたマスカットとメロンで歓待を受け感謝感激であった。夕食(おでん)B

12日目(86日)晴れ

  長衛小屋テン場355〜仙水峠(2264505〜駒津峰620〜甲斐駒ケ岳(2967750〜双児山(26491010〜北沢峠1130〜長衛小屋テン場1145〜バス停1235=仙流荘1330。 *今日は最後の行程である。水やカッパなど最低限度の荷物をもってテン場を日の出前に出発、仙水峠では朝焼けの綺麗な雲海を見ることができた。空身同然なので次の駒津峰もコースタイムどおりに通過して、少し難しいが岩稜の直登コースを選んだCLの後に続く。そしていよいよ最終目標の甲斐駒ヶ岳に登頂。全メンバーから思わず「万歳」の声があがる。山頂ではゆっくりと休憩、喜びの記念撮影。快晴で360度素晴らしい眺望である。北岳、鳳凰三山とその上に富士山、仙丈ヶ岳、八ケ岳、中央アルプス、北アルプスまで見えた。下山は双児山周りで北沢峠へ。長衛小屋テン場に着くと直ちにテントを撤収、バスで仙流荘へ。仙流荘バス停で武藤さんの出迎えを受ける。待ちに待った嬉しい入浴後、冷えたスイカと栄養剤をいただく。この後出迎え頂いた武藤車に便乗し帰宅の途に帰滋は2030頃。武藤さん本当に有難うございました。ご支援いただいた雪稜会の皆様

 ありがとうございました。40周年記念南アルプス大縦走は大成功しました。

以上

(一口感想)

幸運にも何とか歩き通すことができました。先ずは、苦楽を共にしお世話になったi村さん、k島さん、go弥さんに心からお礼申し上げます。ありがとうございました。そして40周年記念大縦走を企画しご支援くださった雪稜会の皆様に感謝を申し上げます。

私は、今回のような長期テン泊縦走は初めてでした。縦走5日目ごろだったか曜

日が思い出せず、誰となく「今日何曜日でした」と声を掛けると「えーと」しか返

事はなく、自分だけではなかったと変な安心をしました。ここにきてメンバーも下

界を忘れ衣服の臭も気にせず、ひたすら山塊に挑む岳人になっていると一瞬そう

思いながら、夢中で前に着いて果てしなく続く縦走路を一歩、また一歩でした。

さて、南アルプスの感想ですが、ほとんど好天に恵まれ、数えきれない名峰、高

峰を踏破し、その峰々の頂きで大展望を満喫することができたこと、そして疲れが

吹っ飛ぶ大感動を覚えたことです。苦労した甲斐があったと何度思ったことか。

そしてこれに加え雷雨と遭遇、痩せた岩稜尾根、長く険しい登り下り、次々と威容を見せる名峰・高峰、見事だったお花畑、水場の冷水、神々しい日の出、大自然そのものの樹林帯、無事故のチームワーク、そして美味だったテン泊の夕食など語り尽くせない多くの感動と体験をさせていただきました。それに心配した膝も何とかもちも体調も崩すこともなくラッキーでした。

南アルプスの広大な樹林帯と岩峰を合わせ持つ高峰が険しい尾根で南北に連な

る壮大さには驚くばかりでした。それにしてもこの山域の南端にある光岳から北端

の甲斐駒ケ岳まで続く縦走路を4人のメンバーで無事完歩し目標を達成したことが最大の成果であり大きな喜びです。そしてこの縦走に参加できたことは、残る山人生の自信となります。また、孫たちにも自慢できます。ありがとうございました。

                                         K

南アルプスは本当に大きい‼大きな山が次から次へと迫ってくる。前半は、雨で靴の中まで濡れても気にならないくらいに、ザックの重さや急登に負けてしまい、毎晩、明日のピークを越えられるか心配でなかなか山を楽しめなかった。塩見岳を越えた頃から、少し余裕が出き、背中にどっしり羽を広げたような塩見岳に見守られながら白く輝く甲斐駒ヶ岳への道の大パノラマを楽しみました。雷の中、飛び込んだ小河内岳避難小屋のおじさんをはじめ、いろいろな所で親切にして頂き、その度に心や体を立て直すことが出来ました。チームの皆さん!そして途中で出会えた会長班、H野班の皆さん、送り出してくれた会の皆さんに力をもらって歩きとおせたと実感した山行でした。                               G阿弥

 

40周年記念山行南アルプス大縦走を完全踏破できたことを皆様と共に心から喜びと思います。永い歴史の中で諸先輩たちが築いた比良雪稜会の伝統を一つ積み上げることができたことを誇りに思います。12日間の山行は今までで一番長いものでした。初日台風の影響で一日中豪雨の中を重いザックを背負い標高差1500mある易老渡から易老岳さらに光岳小屋まで行ったとき、翌日からの長い道のりをいけるのかと不安に思いました。聖平小屋から聖岳さらにアップダウンが続く兎岳を超え百間洞山の家までの道のりの辛さ、小河内岳山頂付近での雷雨の恐怖と小河内岳避難小屋の大将の親切が心に残っています。沢山の人たちの支えがあっての踏破でした。心から感謝申し上げます。万歳。                     I

 

今回の40周年記念山行 南アルプス縦走に参加して正直無事下山でき、先ずはホッとしたと言うのが本心です。家を出るときにザックは既に24.6キロの重さになっており、そこから共同装備の鍋と自分の水をザックに詰め込むと27キロをオーバーすることに…歩荷トレを一度もする事なく、ぶっつけ本番での縦走参加は歩きだしてすぐに、この先12日間も足腰が持ってくれるのか不安一杯になりました。何とか4日目位から重さにも慣れてきて、気持ちに余裕もでき段々と縦走も楽しめるようになってきたかなぁ…。

初めて歩く南アルプスの山々の景色、優しく親切な小屋の方々、思い出すとホント楽しかったです。今回この比良雪稜会40周年記念山行に参加させて頂く機会を頂き、改めて会の皆様、一緒に歩いたメンバーに感謝いたします。

ありがとうございました。                      K

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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